今回の物語は、5年前に私がオランダに到着して、就活の末にアムステルダムのマッサージサロンで働きはじめた頃にまで遡ります。
その当時一緒に働いていたギリシャ人の同僚セラピストさん。オランダに来たばかりで右も左もわからない私を見えないところでサポートしてくれた彼女。
テキパキ動けて仕事もできて、電話対応も素晴らしくて、頼りがいのある彼女に私は何度も助けられていました。
彼女は勉強熱心でもあり、仕事をしながら鍼の学校にも通っていました。本当にすごいなと思いつつ私もがんばろうといい刺激をいただいていました。
アムステルダムの中心部にある人気のマッサージ店でしたから、土日はまるで戦場のようでしたが(笑)毎日充実した日々を過ごしていました。
ところがある日、彼女が急に辞めることになり、その後は疎遠になり、その後はまったく連絡を取らなくなってしまいました。連絡が途絶えて5年が経とうとしていた時でした。
私もそのサロンを辞め、フリーランスになり、いよいよサロン経営をしていくことを決意した2021年末。
サロンで必要なものを揃えたり、その他もろもろ準備のためにアムステルダムのとあるマッサージ用品を扱うお店に足を運んだときのこと。
なんと、彼女が働いていたのです!5年ぶりの再会でした。必然的にお互いの近況報告タイムになり、彼女も鍼の学校を卒業し、自分のサロンを持つために物件を探している状況でした。
私もサロンの移動の時期で、彼女に私が以前に使っていた場所を提案してみたら、彼女がずっと使いたかった場所であったことが判明…ウェイティングリストにも登録済だったようで、それなら話は早いと、彼女がそこを自分のサロンとして使うことになりました!
私がサロン経営を始めることにもすごく喜んでくれたし、応援してくれました。実際にお店にも足を運んでくれて、マッサージも受けてくれました。来てくれただけでも嬉しいのにこんな素敵なサプライズまで!
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“助けてくれてありがとう”
一生懸命に日本語を調べて書いてくれたであろう文字にこころ打たれました。改めて文字っていいなって思ったよ。
助けられたのはこちらの方なのにね。
彼女も新しいサロンで働きはじめて、今度は私が身体のメンテナンスでお世話になりました!
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すごいタイミングで再会した私達。何か意味があったような気がしてなりません。
セラピストのつながりは財産です。感動をありがとう。
Tot ziens;)
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