Stories No.39
バイロンベイでのはなし。
バイロンベイのマッサージサロンで一緒に働いていたアルゼンチン出身のセラピストの子とおしゃべりをしていたときのこと。
彼女はヨガにサーフィンにマッサージに、すごくアクティブで、暇なときはよくマッサージをエクスチェンジしていました。
ある時、そんな彼女が
Rie! your name is sooo beautiful ! ! !
ずっと思ってたけど、あなたの名前、すごい素敵だよね!!
というので私がなぜか尋ねると、
rieはスペイン語 ríeでlaugh(笑)という意味なんだそうです!!
まさか私は自分の名前が、他の国の言語になると意味を持つなんて、想像もしていなかったし、ましてはすごくポジティブな意味であることに、喜びを隠せませんでした。
自分の名前を改めて好きになりました。
当時、それを聞いて早速母親に連絡をしたら、彼女も驚いていました(笑)
以前に母親から聞いていた話では、私の姉、弟の名前は神社で画数を見てもらったりして名前を決めたらしいのですが、真ん中の私のときは、かわいい響きの ”リエ“ がいいという母親の直感だったというから驚きです…
そして、さらにはアムステルダムで、スポンサーVISAでサロンで働いていたときに、スイス人の男性が旅行でアムステルダムに来ていて、身体の疲れを感じて、マッサージを受けに来てたときのこと。
マッサージが終わって会計のときに、これまでの旅行の経験とこれからの計画を楽しそうに話してくれました。帰り際に彼がなぜか私の名前を聞いてくれました。紙に名前を書いてくれと言われたので書いたら、素敵な名前だね!
フランス語で、rieはlaughなんだよと教えてくれました!!!
スペイン語に続き、フランス語まで!!
スペイン語🇪🇸、フランス語🇫🇷以外にも
ウェールズ語
ポルトガル語
カタルーニャ語
スコットランドのゲール語
でrieはlaugh(s)となるようです。
全部ヨーロッパ🇪🇺(笑)
残念ながら現在住んでいるオランダ語🇳🇱ではlaughの意味ではなかったけれど、まさか生まれたときからヨーロッパに縁があったとは…
今や、わからないことがあれば、ネットで調べれば何でもすぐに情報を得ることができますが、本当に自分に必要な情報というのは、もしかしたら人を介してやってくるのかもしれません。
何気ない日常を丁寧に生きることで、気付くこともきっとたくさんあるでしょう。
目で見るより視る、耳で聞くより聴く、考えるよりも感じること、新鮮な空気をゆっくり吸ってゆっくり吐いて、身体が求めるものをゆっくり味わう…
そんな『今』という瞬間を丁寧に生きる中にこそ、そこにたくさんの答えが眠っていると思っています。
そう考えると、そんな私の人生はたくさんの
“Serendipity” (ふとした偶然をキッカケに幸運を掴みとること)
の欠片を集めながらここまできたように思います。
セレンディピティという言葉は、私が当時25歳、日本の整体サロンで働いていたとき、ちょうど店長になった直後くらいだったかな、、そのときに読んでいたおのころ心平さんの本の中で見つけた言葉です。
そこから私の日本でつかっていたドコモのケータイのアドレスはserendipityになりました。26歳になってオーストラリアに行ったので、アドレスはもう使ってないんだけど…
いつも座右の銘をアドレスにしていた私は、いつも長ったらしかったけど、Serendipityに出会ってからは、アドレスもシンプルになりましたし、考え方も身の回りのこともこころなしかシンプルになっていきました。
人の出会いもそうだけど、言葉の出会いも人生を大きく変えるのだなと実感したのを覚えています。
[観察の領域において、偶然は構えのある心にしか恵まれない]
失敗したと思われるようなことでも、見落としせずにそこから学びとることができれば、成功に結びつくこともある。
要はあきらめないこと…なのかな。
小さい頃から、色んな人にりえちゃんはいつもニコニコしているね、って言われたり、バイロンベイでみんなのスマイルを集めようって思って、マッサージの後に写真を撮り始めたりしたのも、名前が関係していたのか…
✳掲載許可を頂いています✳
そして、、、私事ですが今日で31歳になりました!!m(_ _)m
いつも支えてくださる方々に感謝の気持ちを忘れずに、これからも不器用なりに、名前に恥じぬよう、そして名前を活かしながら、マッサージを通して人を笑顔にすることに使命を持ち、等身大のRIEでこれからも生きていきます!!
これからもよろしくお願い致します。
笑顔は世界を変えることができる。
すべての世界を変えることはできないけど、
その人の世界を変えることはできるだろう
小宇宙である身体に隠された感情や、モノの裏側、出来事の見えない部分に想いを馳せることが、人と自然と、私たちの生きる地球への感謝にもつながり、持続可能な社会を生み出せると信じています。
世界が笑顔で溢れますように…
Tot ziens x