Stories No.26
日本で働いていたときのはなし。
ひとりのリピーターの女性が2週に1回のペースで施術を受けに来てくれていたときのこと。
彼女はかれこれ何年も風邪を引いていないそう。それをいつも自慢げに話してくれていました。
風邪にまつわる数々の迷信がありますが私も、誰が言ったかわからないようなことを正直信じていた時期がありました。
風邪を何年もひいていない彼女は果たして健康か??
そんな疑問とともに彼女の身体を診ていたのを思い出します。
彼女の首や背中はいつも緊張が強く、パッチワークや編み物が趣味だった彼女にとっては、肩こりは日常茶飯事。
彼女は50代でしたが、すごくアクティブで、東京マラソンにも出場したりする方でした。
私が働くサロンに通い始めてしばらくして、自然治癒力が発動したのか?本当に久しぶりに熱が出て寝込んだと話してくれたことがありました。
私は、あぁ、熱も出せない身体だったのか?と思ったのです。
熱を出すこと。
大切な予定があったり、仕事で忙しかったりすると、なんだよこんな時に…と思うでしょう。
小さい頃は、解熱剤を飲んで、病院で処方された薬を飲んで、寝て汗をかいて熱を下げること。
お風呂は入ってはダメ!!が当たり前だと思っていました。
しかし、発熱は体の中に溜まった老廃物の排出の絶好の機会だと考えると??
無理に熱を下げなくてもいい気がしますよね。むしろ、そうかそうか、そんなに身体に要らないものが溜まっていたか!どんどん出ろ〜なんて思っちゃいます(笑)
熱が出ると、自然と体も緩み、リセットされます。
現代は身体を緊張させる交感神経と身体をリラックスさせる副交感神経のバランスが崩れている人が非常に多い気がします。特に交感神経が優位になりすぎている人の割合が多く、身体の緊張がとれない方がほとんどです。
交感神経が優位になりすぎると消化も悪くなります。
身体はいつだってスマート
自然治癒力をしっかり働かせるためには、自然に沿った生き方が一番なんですが、なかなかそうはいきませんよね、バランス良く生きていきたいものです。
理想は熱を出してもすぐ回復する身体、かな。
風邪をひかなすぎ、ひきすぎ、は少し身体の声を聞いたほうがいいかもしれませんね。
季節の変わり目は特に注意です。
みなさまもお身体お大事に!
Tot ziens!