Stories No.9 ~Another massage…辛い時期を乗り越えた先に待ち受けていたもの~

 
Stories  No.9

私がバイロンベイに住み始めて3ヶ月経った頃のはなし。
バイロンベイで施術を頼んでくれた、オーストラリア人の30代の男性。
 
普段はオーガニックカフェで働き、メディテーションのコーチングをしている方でした。

バイロンベイの美しいビーチ
 
バイロンベイには健康志向の方が多く、ベジタリアンやビーガンの方も多い街です。彼もビーガンでした。
そんな、一見ピースフルな方なんですが、目の奥が悲しみに満ちていました。
 

今の僕にはマッサージ(癒し)が必要なんだ、、と意味深なことを言っていました。

 
施術をさせてもらって、右肩甲骨から腰にかけての異常な凝りがあることに気づきます。

最初はなんでかよくわからなかったけれど、最近、奥さんと離婚したということを教えてくれました。

 
初めて施術をさせてもらった後に、Can I get another massage?

と言われて、英語が全然できなかった私は戸惑います、、、

 
Another の意味
1:もう1つの
2:別の、ほかの
私は2の意味で、別のマッサージをしてくれない?
と解釈して、あぁ今回の施術は彼には合わなかったのか…

と思って、Ok 、私は他にもオイルマッサージをするよ、と答えました。

 
すると彼は、いや、同じマッサージをまたして欲しいんだ、、、

私は???意味がわからなくて、Sorry? を繰り返します。 

 
彼はパソコンのGoogle 翻訳で英語を打ち、日本語に翻訳して私に見せてくれました。そんなやりとりを繰り返して、あぁ、彼はもう一度マッサージを受けたいと言ってくれていることをやっと理解しました。
 

週1で受けてくれていましたが、ある時からマッサージの依頼がなくなりました。どうしているかな?と少し気になっていたところ、バイロンベイの街で彼は新しいガールフレンドと歩いているところを私は目撃します。

幸せそうな彼の表情を見て、私は嬉しくなりました。

 
そんなこんなで半年くらい経った頃、突然彼から連絡があります。

久しぶりだな、何かあったかな?

 

Hi Rie ! long time no see!

Rie久しぶり!僕の彼女にもRieのマッサージを受けてもらいたいんだ!!この日は空いてるかな?

 
彼から、彼女に私のマッサージを受けさせたいという依頼でした!

私はもちろん!!と依頼を受けました。

 
今は2人は結婚して、赤ちゃんも産まれて幸せそうです♡
これからも末永くお幸せに…
 
 
 
笑顔は世界を変えることができる
すべての世界を変えることができなくても
その人の世界を変えることはできるだろう

世界が笑顔で溢れますように…

 
Tot ziens !