2018.04.27
ケーススタディ&エッセイ
BODY DESIGN THERAPY
Stories No.9 ~Another massage…辛い時期を乗り越えた先に待ち受けていたもの~
私がバイロンベイに住み始めて3ヶ月経った頃のはなし。
バイロンベイで施術を頼んでくれた、オーストラリア人の30代の男性。
普段はオーガニックカフェで働き、メディテーションのコーチングをしている方でした。
バイロンベイの美しいビーチ
バイロンベイには健康志向の方が多く、ベジタリアンやビーガンの方も多い街です。彼もビーガンでした。
そんな、一見ピースフルな方なんですが、目の奥が悲しみに満ちていました。
今の僕にはマッサージ(癒し)が必要なんだ、、と意味深なことを言っていました。
施術をさせてもらって、右肩甲骨から腰にかけての異常な凝りがあることに気づきます。
最初はなんでかよくわからなかったけれど、最近、奥さんと離婚したということを教えてくれました。
初めて施術をさせてもらった後に、Can I get another massage?
と言われて、英語が全然できなかった私は戸惑います、、、
Another の意味
1:もう1つの
2:別の、ほかの
私は2の意味で、別のマッサージをしてくれない?
と解釈して、あぁ今回の施術は彼には合わなかったのか…
と思って、Ok 、私は他にもオイルマッサージをするよ、と答えました。
すると彼は、いや、同じマッサージをまたして欲しいんだ、、、
私は???意味がわからなくて、Sorry? を繰り返します。
彼はパソコンのGoogle 翻訳で英語を打ち、日本語に翻訳して私に見せてくれました。そんなやりとりを繰り返して、あぁ、彼はもう一度マッサージを受けたいと言ってくれていることをやっと理解しました。
週1で受けてくれていましたが、ある時からマッサージの依頼がなくなりました。どうしているかな?と少し気になっていたところ、バイロンベイの街で彼は新しいガールフレンドと歩いているところを私は目撃します。
そんなこんなで半年くらい経った頃、突然彼から連絡があります。
Hi Rie ! long time no see!
Rie久しぶり!僕の彼女にもRieのマッサージを受けてもらいたいんだ!!この日は空いてるかな?
彼から、彼女に私のマッサージを受けさせたいという依頼でした!
今は2人は結婚して、赤ちゃんも産まれて幸せそうです♡
これからも末永くお幸せに…
笑顔は世界を変えることができる
すべての世界を変えることができなくても
その人の世界を変えることはできるだろう
Tot ziens !