お客様とのつながり

———お客様のウェディングパーティーに、ほんの少しだけお邪魔させていただきました———

このお客様(以後「彼」)は、私が3年半前にサロンを立ち上げたときから通ってくださっている方です。
サロンを始めた当初から、彼のオフィスのメンバーにも出張マッサージをお願いできないかと、ずっとオファーをいただいていました。
しかし、当時は私ひとりでサロンを切り盛りしていたため、出張に出る余裕がまったくなく……。「スタッフが増えたら、ぜひ考えさせてください」と、心苦しくもお断りせざるを得ませんでした。

それから紆余曲折あり、2年半の時を経て、信頼できるセラピストさんたちも少しずつ増え、ようやく出張オフィスマッサージが実現しました。
嬉しいことに、サービスをとても気に入ってくださり、現在では月に一度のペースでお伺いさせていただいています。
私にとっても初めての試みであり、ビジネスとして新たなステップでした。そして何より、2年半もの間、他を探すことなく待ち続けてくださった彼の想いに、深く感謝しています。

そんな中、いつも彼のオフィスマッサージを担当してくれているセラピストさんから、「今年の6月下旬に、彼のウェディングパーティーがあるそうです」という情報が。

週末の予定はいつもタイトなのですが、どうにかスケジュールを調整しようと試行錯誤…。もしどうしても都合がつかなかったら、お祝いの花束だけでもオフィスにお贈りしようと考えていました。
当日。仕事を終えた私は、急いでお花屋さんへ駆け込み、花束を購入。自転車を飛ばして、息を切らしながら会場へ向かいました。
ギリギリにはなりましたが、なんとか間に合い、無事に花束を手渡すことができました。

そして先日、彼がサロンへマッサージを受けに来てくださり、なんとそのときの写真をシェアしてくれたのです(掲載許可もいただいています)。

彼は、映像やメディアコンテンツを手がける会社を経営されています。なので——私がただ花束を渡しているだけのシーンすらも、まるで映画のワンシーンのような、ドラマチックな写真になっていて(笑)
実はその写真、彼の会社の同僚の方が撮影してくださっていたそうで、それすらも私は知らず…笑

お祝いできて、本当によかった!!!!!!!!!!!

セラピストの仕事をしていると、特に海外で働く中で、本当にさまざまな国籍、価値観、身体の悩みを持つお客様と出会う機会があります。

その一つひとつが学びに満ちていて、自分がいかに世界のことを知らなかったかを痛感させられます。

それでも、そんなちっぽけな自分でも、それぞれの分野で懸命に頑張っている方々の身体をサポートできること、喜んでいただけることが、本当に嬉しくて。
それが、学び続けるための大きな原動力になっています。

そして何より、お客様と長くつながりを持てることは、何にも代えがたい私の財産です。

セラピストという仕事は、人間らしさを引き出し、お客様のありのままの姿を大切にすることだと感じています。だからこそ、そうした瞬間に立ち会えたとき、心の奥から深い感動が湧き上がります。

私にとってセラピストという仕事は、もはや「仕事」という枠を超えた、ひとつの“生き方”になっています。

これからも、心が震えるような瞬間に立ち会えるこの道を、大切に歩んでいきたいです。

Tot ziens!!!!!!!!







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