この度、2021年7月2日をもって、公式にオランダ滞在5年になりました!!
ついについについに!!!永住権申請をすすめることができます。
―永住権を申請できる条件―
・申請直前に5年以上有効なオランダ居住許可を取得している
・市民化試験に合格している
・持続可能な十分な収入の証明
5年前、下準備も完璧ではないまま勢いでオランダへやってきて、知り合いも友達もいない中での家探しや、仕事探し。現地に来てからすべて、困難を極めるどころかあれよあれよと奇跡的にスムーズに決まっていきました。右往左往しながらも、現地で出会った方々に助けられながら、なんとか生活を成り立たせるまでになり、現在も個人事業主として、たくさんのお客さんやセラピスト仲間に支えられながら、とても楽しくアムステルダム生活を謳歌できています。本当にありがとうございます。
この5年間を振り返ってみると、正直本当にいろいろなことがあったので、あっという間という感じでもなく…異国の地で、悲しい時も苦しい時も、どんな時も前を向いて生きてこれたかなって思っています。
オランダに住み始めたときから、ぼんやり思い描いていた永住権の取得、そしてヨーロッパ全土を旅しながら働くことが目標だったので、取得できた暁には、さらに自分をレベルアップしていけたらいいなと思っています!!
この私の、準備が整っていないのにもかかわらず、心の赴くままに新しい世界へ飛び出していってしまう性格を自分自身で面白おかしく、楽しみながら、自分自身を肯定しながら、今後も感謝の気持ちを忘れずに邁進していけたらと思っています。
今回、永住権申請までに漕ぎつけるために難関だったオランダ語学習に関しても、学習を通して新たな発見?!気づきがあったのでそれをシェアしたいと思います。何の参考にもならないかもしれませんが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
2016年にオランダに来てから、オランダ語をやらなきゃ!とは思いつつも、2020年になるまで、手を付けなかった理由として、オランダは英語を話すことができれば、日常生活には支障がなかったからです。また、オランダ語はとても難しいという先入観もあり、4年間やらずにきてしまいました。
5年住んだら永住権を申請できることも知っていたし、4年経ってようやく頑張ってみるか!と覚悟を決めました。なのでもともと2020年は、オランダ語に集中する年にしようと自分の中で決めていたんです。
自分は個人事業主として仕事もしながらだったので、オランダ語学校に通うことは難しいと判断し、なるべくコストをかけないで、自力でがんばってみようとスタートさせました。
まずお世話になったのは、
語学学習アプリ Duolingo と、こちらのサイトです。
基礎固めにとても役立ちました。
無料でインターネットを通じて学習ができるという恩恵を受け、気合いは充分。
いい時代です。
それにプラスして週に1回、ボランティアでやってくれている小規模なオランダ語のグループレッスンに参加しながら、私のオランダ語学習をすすめました。
また、意外に功を奏したのはオランダ語を勉強し始めたことを、セラピストの仲間や、お客さんにとにかくバンバン伝え始めたこと。そうすると、セラピスト仲間の1人が日本語を学びたいオランダ人を紹介してくれたのです!!私はオランダ語を学びたい日本人であり、パーフェクトマッチング♡
すぐに連絡を取り、彼女のお家でLanguage exchangeが始まったと同時に、そう、、、ロックダウン(笑)
悲しいことに仕事が全くできなくなってしまったので、その分のエネルギーをオランダ語に方向転換!
彼女も時間がたっぷり取れたので、週3回、スカイプでオランダ語学習に精を出しました。
始まったはいいものの、日本語を教えるのって相当ハードだと気が付きます。 オランダ人の彼女は日本語学校に通いながらだったので、日本語の基礎がすでにできていました。私はオランダ語の基礎知識すら全くない状態だったので、彼女に遅れを取らないようにと、毎日とにかくアプリ学習をがんばりました。
オランダ人の彼女もオランダ語を教えることは慣れていないので、お互いに四苦八苦。お互いに試行錯誤しながら、日本語学習、オランダ語学習を進めました。
なんでこう言うの?みたいな質問に対してうまく答えられなくて、
日本語だから… オランダ語だから…みたいなやりとり多発(笑)
本来なら語学学校に通って基礎から学んだほうが良かったのだろうけど、そこはオランダに来たときと同じように、私らしく大胆にオランダ語の大海原に飛び込んでいったのです。もうこういうタイプの人間なんだ私は…
アプリ学習をやっていくうちに、なんで、ここは主語と動詞が入れ替わるんだろう?とか、ちょっとずつ疑問点が出てくるようになります。そのわからない箇所を彼女とのエクスチェンジの時間に解決するようにしていきました。
自分で問題を発見して、解決する作業が、能動的にオランダ語を学ぶ良い機会になっていました。受動的ではなく、この自分自身で問題を見つけることこそがオランダ語学習だけに限らず、すべての学習に大切なのではないか?ということを思いました。
今回の大きな学びです。
試験は5科目
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング、オランダに関する知識や歴史。スピーキングとオランダに関する知識や歴史でつまずきましたが、無事にすべて合格し、ディプロマを取得しました!!嬉しい!!
試験に合格してからも、エクスチェンジは続いています。お互いに全く話せなかった日本語、オランダ語、1年経ってお互いのことをゆっくりですが話せるようになってきていて、成果と感動を分かち合っています。問題を出し合って正解すると、画面越しに嬉しくて踊ったり笑ったり(笑) そうそう、学習には笑いも必要!身体を動かすのも必要!(笑)
リエの家族がオランダに来たらうちに泊まっていいからねと言ってくれたり…今ではとっても仲良しです♡
試験に合格したこともお客さんにも報告できて、すごく喜んでくれて、嬉しい!!
がんばる理由があるって大事だし、継続は力なりです。
そこで、最近読んだ、山口周さんの著書
『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式』
に面白いことが書いてありました。おすすめです。
「オールドタイプ」から「ニュータイプ」へ
・「正解を探す」→「問題を探す」
・「予測する」→「構想する」
・「KPIで管理する」→「意味を与える」
・「生産性を上げる」→「遊びを盛り込む」
・「ルールに従う」→「自らの道徳観に従う」
・「一つの組織に留まる」→「組織間を越境する」
・「綿密に計画し実行する」→「とりあえず試す」☜
・「奪い、独占する」→「与え、共有する」
・「経験に頼る」→「学習能力に頼る」
お分かりの通り、私は完全にニュータイプ側だなと思いました(笑)
変化が激しい時代、ニュータイプらしく、しなやかにこころと身体を柔軟にして生き抜いていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします!
Tot ziens!
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