日頃から、疲れが溜まってきた、疲労感を感じるなど、仕事後はもちろんのこと日常生活で何気なく感じたりすることは誰にでもあると思います。
ときに肉体的にはもちろんのこと、精神的にもどっと疲れたという経験もあるのではないでしょうか?
疲労が溜まるとは一体どういうことなのか、紐解いてみていきましょう!
疲れが溜まる原因
肉体を酷使したり、激しいトレーニングをしたあとは、エネルギー消費の後の燃えカスとして乳酸が身体に溜まったりすることや、添加物等の食事の摂取で消化しきれなかった物が身体の中に老廃物として残ります。
要するに生命活動における代謝の過程で出てくる体内のゴミです。
この老廃物が溜まることによって疲労感につながります。老廃物は身体に張り巡らされているリンパ管によって運搬が行われ、各所にあるリンパ節に集中しています。
血管とは別ですが成分は似ています。
しかし、リンパは血管を流れる血液のように流れているわけではありません。リンパ管は、動脈と違って心臓の様なポンプの役割をするものがないので、中の液体も1分間で約24cmという、とてもゆっくりとした速度で流れています。
そのリンパの流れが悪くなり、老廃物が身体の中に溜まってくると疲れや疲労感を感じるようになるわけです。
では、身体の下水道と呼ばれるリンパ管をうまく循環させて、老廃物の排出を促すにはどうしたらいいのでしょうか?
疲れを溜めないためには?
ここで大事になってくるのが筋肉です。
①運動
筋肉が動くことによってリンパ管が刺激され、老廃物の排出が促進されます。
デスクワークで一日中座りっぱなしや立ちっぱなし等の筋肉の刺激が少ない生活および運動不足だとすぐにリンパの流れが渋滞して、むくみやだるさ、脂肪がつきやすくなり、肥満の原因にもなってしまいます。
定期的な運動が健康に良いとされる理由はこのためでもあります。
運動する時間がとれないときは呼吸を意識して深くしてあげるだけでも変わってきます。なぜならば呼吸をすることによって横隔膜という筋肉が拡張および収縮しこれによってリンパ液が循環するのを助けてくれるからです。
②リンパマッサージ
または、各リンパ節をさすったり、もみほぐしたりするのもいいでしょう。
耳の下や鎖骨、わきの下、腹部、鼠径部、ひざの裏などなど…
実はリンパ節の中でも最も大事な部分は左の鎖骨です。左鎖骨ををなでるように触ってあげることだけでも効果的です。なぜなら体中に張り巡らされたリンパ管は老廃物を集めながら最終的に左鎖骨下リンパ本管というところから静脈に流れていくからです。
リンパ液は小さな刺激で流れがよくなるので、あまり強い力で押したり、圧をかけると逆に流れを阻害したり、詰まらせてしまいますので注意が必要です。
私があまり強い刺激を好まないのはこのような背景もあります。
自分の身体を優しく労わるように触ってあげてください。
マッサージに頼るのもいいですが、自分でも体のメンテナンス習慣を作れるようにしていきたいですね!
ではまた!
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