日本とオランダのマッサージ業の違い

オランダと日本のマッサージ業は、同じ「リラクゼーション・施術サービス」でも、制度・文化・ビジネス構造がかなり違います。
ポイントごとに整理すると見えてきます。


① 資格・制度の違い

日本

  • 「あん摩マッサージ指圧師」は国家資格(医療系)
  • 無資格でもリラクゼーション業として営業は可能(ここが競争過多の一因)
  • 医療と非医療が曖昧に混在

オランダ

  • 明確な国家資格は基本なし(※理学療法は別)
  • 多くは民間資格・協会認定ベース
  • 保険適用を受けるには登録セラピストである必要あり

👉 日本は「資格あり+無資格混在」、オランダは「民間資格+保険連動」という構造


② 保険・医療との関係

日本

  • 医師の同意があれば保険適用(訪問マッサージなど)
  • ただし一般的な店舗はほぼ自費

オランダ

  • 民間医療保険で補助されるケースが多い
  • 補完医療(alternative care)として位置づけ

👉 オランダは「保険を使ったウェルネス」、日本は「自費中心+一部医療」


③ 価格帯と客層

日本

  • 低価格〜中価格(60分3000〜6000円帯も多い)
  • 気軽に通う“日常消費”

オランダ

  • 高価格(60分60〜100ユーロ程度が一般的)
  • 目的意識のある“自己投資”

👉 日本は「回数重視」、オランダは「単価重視」


④ 働き方・雇用形態

日本

  • チェーン店・業務委託が多い
  • 低単価・長時間労働になりやすい

オランダ

  • 個人事業主(フリーランス)が主流
  • 1日数名施術でも成立する価格設計

👉 オランダは“少数高単価”、日本は“多数低単価”


⑤ 文化・需要の違い

日本

  • 肩こり・疲労回復が主目的
  • 「安く・すぐ・気軽に」

オランダ

  • ストレスケア・メンタル・予防医療寄り
  • 「質・専門性・信頼」

👉 需要の“深さ”が違う


⑥ 市場構造(重要)

ここが一番大きな差です。

日本

  • 参入障壁が低い(特に無資格リラク)
  • 店舗数過多 → 価格競争 → 倒産増

オランダ

  • 信頼・資格・ネットワーク重視
  • 新規参入しても単価を落とさない文化

👉 日本は“レッドオーシャン化”、オランダは“ブランディング勝負”


結論(本質的な違い)

一言でいうと:

  • 日本:サービス業(量・回転・価格競争)
  • オランダ:専門職(質・信頼・単価)


    ー------------------------------------------------------------

    私は国家資格を持たずに民間の資格だけで今仕事をしていますが、
    日本で働いていた時よりもオランダのほうが働きやすいと感じているのは
    こういった違いもあるのかもしれません。

    オランダは法律が変わりやすいので、国家資格がないと働けなくなったりする
    可能性もなきにしもあらずです。

    私もオランダで取得できる国家資格を取得しようかと
    最近になって考え始めました。
    ただし、オランダ語で習得しなければならないのが大変なんですが、、、トホホ。

    4年間サロンを経営して思うところは、
    オランダ人は好き嫌いがはっきりしているし、
    いいと思ったところにはずっと通ってくださるし、どんどん紹介もしてくださいます。

    そういったお客様のおかげで
    経営が成り立っているといっても過言ではありません。
    今後も精進していきます!!!!

    ​次回はオーストラリアとも比べてみたいと思います。







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