私がオランダに興味を持った本当の理由

なぜオランダだったのか?


現在、オランダでは私を含めフリーランスとして活動する方々は、日蘭通商航海条約の恩恵を理由に移住して来られるケースがほとんどで、その方たちのオランダに至るまでの数々のエピソードやストーリーを目にすることや直接話を聞くことも増えました。どれも本当に興味深く、オランダに来た日本人同士の、様々な人生の軌跡がいつの日か、オランダのどこかで交わる日がくるのかなと想像するのが密かな楽しみでもあります。

そこで今回はオーストラリアのバイロンベイに猛烈に恋していた私が、なぜオランダに興味を持ったのか?本当の理由を書いていきたいと思います。

きっかけはタロットリーディング

まずオランダに興味を持ったきっかけというのは遡ること2014年、26歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアのバイロンベイへ渡って半年が過ぎたころ…

当時、語学学校で一緒のクラスメイトだった日本人の友達に紹介してもらって、人生初のタロットカードリーディングを受けた時のことです。
4か月語学学校に通っていたとはいえ、まだまだ英語に不慣れだった私は、カードリーディングを受けることを少し躊躇していました。
しかし、リーディングを受けた友達は言われたことがほぼ当たっていて驚いたとのこと。
それに日本人にやさしい英語で話してくれるそうで、私も受けてみようと思ったのです。

セッションが始まって、緊張する中、必死に拙い英語で、将来こんなことしたい!あんなことしたい!と大いに自分の夢を語りました。
すると、彼女はあなたにはHollandが合っているわ。と静かな口調で言うのです。

え?ポーランド?Poland?

No, Holland!
彼女は何度もHolland!言うのです。私は完全にポーランドのことだと思っていました。

あとから友達から教わり、Hollandはオランダのことだと知る。
Hollandがオランダだってことを知らなかったくらい、オランダについてはノーマークだった私(泣)
もちろん当時は日蘭通商航海条約のことも知りません。

オランダについて調べ始める

それから何かとオランダが気になり、バイロンベイ生活を大いに楽しみながらも、ネットでオランダについて調べたり、オランダに関することをチェックするようになっていきました。

子供の幸福度が世界一なんて、なんて素敵な国なんだろう. . .
オランダはチューリップと風車のイメージしかなかったけれど、他にも、ユニークな国の特色があったり、環境問題に積極的に取り組む政策や、ベーシックインカム等々、調べていくうちに興味はどんどん増していくばかり…今後の私の仕事の探求をしていくにも適った場所なのでは?と漠然と思い始めていました。

そして月日は流れ、2015年の年末…ワーキングホリデーの期限も迫る中で、今後自分はどうしていこうかと考えたときに、はじめは学生ビザに切り替えて大好きなバイロンベイにステイしようと思っていましたが、ステイしたいが為に学生になるという決断はどうしても自分の中で納得がいかなかったのです。

20代にしかできないことをしよう!他の国でも挑戦してみよう!
タロットリーディングを機に興味を持ったオランダに行ってみよう!自分がやりたい!行きたいと思ったことに素直に従ってみようと思ったのです。

どうやってオランダに行こう?

しかし、オランダにはワーキングホリデーの制度がなかった為に、どうしようかと悩みました。
隣の国のドイツならばワーキングホリデーがあるからまずはドイツに行って、オランダにも遊びに行けるようにしようと計画しました。

そこから一緒に働いていたドイツ人のセラピストからドイツについての情報を集めたり、ドイツ語を少し勉強したり、オーストラリアでナチュロパシー(自然療法)を学びたいと思っていた身なので、ドイツ独自の国家資格であるハイルプラクティカー(自然療法士)という勉強をしたらいいんじゃないかと思いはじめたり、いろいろと自分の将来の希望を膨らませていきました。

そんな時、日本とバイロンでヘンプの洋服を販売しているお友達のKさんがうちに遊びに来てくれた時のこと。(Kさんは後にアムステルダムに遊びに来てくれました)
私がオランダに行きたいのだけれど、ワーキングホリデーの制度がないんだよね….とつぶやいていたら、なんと、Kさんのお友達がオランダで労働許可なしで働いているよ!詳しくはわからないけど、そんな制度があるみたいだよとのこと。

えーーー?一体どういうことだー?と思い、ネットで調べたら、今回の日蘭通商航海条約のことを知ることになったのです。それならば直接オランダへ行ってみよう!という結論に至ったのでした。

日蘭通商航海条約を知る➡オランダに移住したい
オランダに移住したい➡日蘭通商航海条約を知る

私は後者でした。

決断!!

そして、大きな決断をし、2016年新年を迎え、1月2日のその年初のMarketで、マッサージストールを出していたときのこと。

たまたま日本から、数日間、バイロンベイに旅行で来ていた日本人の方がマッサージを受けに来てくれました。
話の流れで今後はオランダに行こうと思っているんです、なんて話していたら…なんとその方、5年間、オランダに住んでいたことがあるとのこと!!

なんとまぁ、こんなことがあるもので、マッサージ終わった後もつい話し込んでしまいました。
連絡先を教えて頂き、オランダ情報をたくさん頂きました。感謝です。

新年早々、オランダに行くことに胸踊らせる出来事となったのです。
そして、マーケットが終わって後片付けをしようと車に戻ると...

なんかいる! !??

私の車の上に人形が置いてありました。
誰かが置き忘れたのだろうと辺りを見回してみましたが、小さい子供の姿はありませんし、近くのマーケットストールの方に聞いてみても誰もわからないようでした。きょろきょろして挙動不審になっていたら、周辺の方々に

“You got luck!take it!”

と言われ、人形を持ち帰ることに決めました(笑)
そんなこんなで2016年、幸先良いスタートとなったのです!

渡蘭!!

オーストラリアを去り、一度日本に戻ってから、とりあえず1週間だけ宿をとって、下調べも完ぺきではないまま(アポスティーユが必要なことも出国1週間前に知る愚か者…)知り合いも友達もいない中、根拠のない自信だけを頼りに(笑)私は実際に2016年の5月にオランダへ渡りました。

そんな中でも、たった2週間でアムステルダム中心部Keizersgrachtという、中心部に見合わない低価格で部屋を借りることができ、1か月後にはスポンサービザで仕事が決まり、滞在許可を得て働き始めました。
自分でも信じられないくらいに何もかもがスムーズに決まり、本当にI got luckだったのでした☺

今後はオーストラリアへ行った理由や、自分が感じるオランダの魅力、私がオランダへ来て滞在許可を得るまでを詳しく書いていきますね!

Tot ziens!
RIE







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